米アマゾン、ケーブルTV会社のSTB通じたコンテンツ配信に前向き

  • リバティ・グローバルがアマゾン・プライムを提供する可能性がある
  • アマゾンは今まで顧客増と自社機器に軸足を置いていた

電子商取引最大手の米アマゾン・ドット・コムは、ケーブルテレビ(CATV)会社のセットトップボックス(STB)を通じたコンテンツ配信の提携に前向きな姿勢を示し、エンターテインメント業界を揺るがしつつある。

  アマゾン・ビデオのマネジングディレクター、アレックス・グリーン氏は9日、ブリュッセルで開催されたCATV業界の会議で、「アマゾンはパートナーシップに向けて明確に門戸を開き、公正であろうとしている。われわれはこの分野でネットフリックスほど多くのことをまだ行っていない」と述べた。これまで顧客増と自社ブランド機器の構築に軸足を置いてきたが、「CATV業界のいかなるタイプの事業者とも協議する」と同氏は説明した。

  先月、映画「マンチェスター・バイ・ザ・シー」と「セールスマン」で初めて米アカデミー賞の部門賞を受賞したアマゾンは、オンライン販売からメディアへと事業拡大を推進しつつある。

  資産家ジョン・マローン氏が率い、欧州でCATV事業を手掛けるリバティ・グローバルは、既にSTBを通じてネットフリックスやユーチューブ、ビデオランド向けを含む100を超えるアプリケーションを提供しており、アマゾン・プライムが利用できる1社となる可能性がある。

  リバティのチーフ・テクノロジー・アンド・イノベーション・オフィサー、バラン・ネアー氏(ロンドン在勤)は、「われわれの利益とアマゾンの利益が一致すれば配信するが、現時点ではわが社のSTBで配信しない理由がある」と同会議で指摘した。

  ネアー氏とグリーン氏はいずれも、個別の議論についてのコメントを控えた。

原題:Amazon Says It’s Open to Pushing Content Through Cable Boxes(抜粋)

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