ジョンソン英外相は、英国が欧州連合(EU)離脱後に「巨額」の請求に応じるとEUが期待するのは妥当ではないと述べ、支払いの求めに英政府が抵抗することを示唆した。9日夜にBBCテレビで放映された番組で発言した。

  オーストリアのケルン首相は先月のブルームバーグテレビジョンのインタビューで、EU離脱に伴い英国は600億ユーロ(約7兆3000億円)を支払う必要があるとの見解を示していた。EU加盟国の首脳が英国への具体的な要求額に言及したのは初めてだった。

  番組の部分的な発言録によると、ジョンソン外相は約500億ポンド(約7兆円)の請求に英国が応じるのかとのBBCの質問に対し、「EUから離脱した英国が巨額の予算支払いを継続することは妥当ではない」と答え、「それは誰もが理解しており、それが現実だと考える」と述べた。

  メイ英首相にEU離脱通告の権限を認める法案は、英上院での抵抗で可決が遅れているが、同首相はEUから英国に不利な条件が提示された場合、交渉から手を引くことを辞さない構えを示してきた。ただ、ハモンド財務相は5日、英国が国際協定に従うと述べた。

  ジョンソン外相はBBCの番組で、1980年代に当時のサッチャー首相がEU予算負担金の割戻金を交渉で勝ち取ったことに言及。サッチャー氏の例に倣う考えを示した。

原題:U.K.’s Johnson Says Vast Brexit Bill Wouldn’t Be Reasonable (1)(抜粋)

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