9日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が大幅続落。米在庫増加による供給だぶつきを市場は無視できなくなり、昨年の石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国による減産合意を受けた上昇は消失した。

  戦略国際問題研究所(ワシントン、CSIS)のアダム・シミンスキー氏は「世界的な需給バランスを巡る不安が広がっている」と指摘。米エネルギー情報局(EIA)の局長を務めた経歴のある同氏は電話取材に対し、「バレル50ドルの価格でシェールが市場に戻ってきた。OPECとその他産油国が生産合意を延長するかどうかという不透明感もある」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比1.00ドル(1.99%)安い1バレル=49.28ドルで引けた。OPECは昨年に8年ぶりの減産合意をまとめたが、この日の終値はその前日11月29日以来の安値。この4営業日で7.6%の値下がり。ロンドンICEの北海ブレント5月限は92セント下げて52.19ドル

原題:Oil Erases OPEC Accord Gains as Record Supply Sows Market Doubts(抜粋)

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