JPモルガンが従業員の評価に革新的な手法を採用する。全部署の従業員に同僚の評価を携帯端末から即時に送信したり、自身の評価を受信したりできるソフトウエアを導入する。

  JPモルガンの人事担当責任者ジョン・ドンリー氏による9日付の社内メモによると、「Insight360」と銘打ったこのソフトウエアを使えば、いつでも誰からでもフィードバックを受けられる。ミレニアル世代を中心に多くの行員が年一回行われる従来型の勤務評定の代わりに、リアルタイムのフィードバックを求めていることが判明したため導入を決めたという。

  例えば、ある会議やプロジェクトの終了直後、マネジャーが参加者に各自の評価を求める。参加者は自らに対する批評を同僚に求める、という具合だ。これにより終わったばかりの会議で自らの出来が同僚の目にどう映ったのか、意見を聞けるようになる。

  また年一回の勤務評定では「改善が必要」「期待を上回る」などの5段階評価をやめ、「業績」「顧客への注力」「チームワーク」「リスク管理」の4項目で評価を行う。さらに、携帯端末やデスクトップパソコンでアクセスでき、進捗(しんちょく)度を測れるようなInsight360に似た能力開発ソフトも導入する予定だ。

  こうしたハイテク技術を使って集めたデータは年次の報酬改定に利用する。「JPモルガンでは従業員同士が気楽にフィードバックを求め合ったり受け取り合ったりする企業風土を創っていきたい。フィードバックの授受は従業員の日常的な作業に組み込まれるようになるだろう」と人材・組織開発担当のマネジング・ディレクター、マイケル・ダウシリオ氏は語った。

原題:At JPMorgan, Your Performance Review Is Now. And Now. And Now...(抜粋)

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