欧州最大のコーティング剤メーカー、オランダのアクゾ・ノーベルは、米PPGインダストリーズによる209億ユーロ(約2兆5340億円)相当の一方的な買収打診を拒否した。併せて株価押し上げに向け、特殊化学品事業を分離する可能性も明らかにした。

  アクゾは9日の発表資料で、1株当たり83ユーロのPPGによる買収提案が自社を大きく過小評価していると指摘。提示額は8日終値を29%上回る水準だった。PPGがアクゾ買収を模索していることについては、ブルームバーグ・ニュースがこれよりに報じていた。

  同社はさらに特殊化学品事業について、スピンオフ(分離・独立)を含むさまざまな「現状と異なる所有構造」を検討していると発表した。同事業の昨年の売上高は48億ユーロで、アクゾ全体の34%を占めた。

  アムステルダム時間午前9時10分(日本時間午後5時10分)現在、アクゾ株は前日比14%高の73.60ユーロと、2008年10月以来の大幅高となっている。

原題:Akzo Mulls Breakup After Rejecting PPG’s $22 Billion Offer (3)(抜粋)

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