先月の肌寒い木曜日のある日、数十人の女性が米マンハッタンのチェルシー地区にあるスポーツクラブ「フライホイール・スポーツ」に集まり、タイツとスニーカーを身に着け、エクササイズバイクをこぎ始めた。

  週末前のごく普通のエクササイズ・クラスだと思うかもしれないが、それは間違いだ。

  女性らは上場投資信託(ETF)の業界団体「ウィメン・イン・ETF」(会員数2700人)のメンバー。イベントは「セーブ・ザ・チルドレン」支援のためのチャリティー・エクササイズで、ボストンとシカゴ、ワシントンのサテライト集会と連携し、5000ドル(約57万円)余りを集めた。

「ウィメン・イン・ETF」のエクササイズクラス
「ウィメン・イン・ETF」のエクササイズクラス
Photographer: Yana Paskova/Bloomberg

  モーニングスターの調査によると、全世界で女性が運用する投資ファンドの割合は全体の5分の1と、2008年からほとんど変わっていない。だが、ETFを含むパッシブ運用では進展が見られる。女性がファンドマネジャーのポジションを得る場合、アクティブ運用商品ではなくパッシブ運用商品の担当になる可能性が高い。これは1990年代初めからETF業界で続く傾向だ。

  チャールズ・シュワブ・インベストメント・マネジメントのマリー・チャンドハ社長兼最高経営責任者(CEO)は「ETFビジネスは当時セクシーだと考えられておらず、存続の可能性が疑問視されていた。必ずしも男性が殺到する分野ではなく、女性が出世することができた」と指摘する。

  モーニングスターのマディソン・サージスとローラ・パブレンコ・ラットン両氏によると、女性がパッシブファンドを運用する可能性は、アクティブファンドを運用する確率を1.36対1の割合で上回る。女性がパッシブファンドを運用するチャンスは、業界の成長率を超えるペースで拡大している。

  これは女性にとって朗報だ。投資家がより低いコストを求める状況で、昨年だけで約1兆ドル相当の資産がアクティブ運用商品からパッシブ運用商品にシフトした。ムーディーズ・インベスターズ・サービスによると、パッシブ投資戦略の市場シェアは2024年までにアクティブ投資戦略を抜くことが予想されている。

原題:Women Managers Are Winners in Market Shift to Passive Investing(抜粋)

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