トランプ米大統領は6日に新たな入国制限に関する大統領令に署名したが、早速ハワイで闘いが始まった。サンフランシスコも不法移民や予算を守ろうと動き出した。法的な対抗措置に出る動きは全米各地に広がり続けている。

  サンフランシスコでは不法移民に寛容な都市「サンクチュアリーシティー(聖域都市)」への補助金を削減する大統領令に対して闘う。同令は犯罪歴のない不法移民へ安全な滞在施設を提供するための連邦予算を削減する恐れがあり、同市やシリコンバレーのあるサンタクララはトランプ大統領を訴える。サンフランシスコは最大20億ドル(約2300億円)の連邦補助金を失う可能性があるとしている。

  問題は大統領令が憲法違反に当たるかどうかだ。入国制限令について、原告らはイスラム教徒が対象になっていることを立証しようとする見通しで、サンクチュアリーシティーは、大統領令が連邦制の基本的原則に反していると主張する。

  他にもニューヨーク、カリフォルニア、ワシントンの各州でも司法長官が新しい大統領令を精査しており、法的措置が相次ぐ可能性がある。

  ハワイ州は8日、同州の連邦地裁判事から許可を受け、新大統領令の違法性を問う訴訟をあらためて提起し、緊急差し止め請求も行った。同判事は、新大統領令が発効する前日の15日に審問を行う予定。
  

原題:Trump’s Immigration Moves Meet Rising Wave of Challenges (1)(抜粋)

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