中国:2月の生産者物価上昇率、08年以来の大きさ-予想上回る

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  • PPIは前年同月比7.8%上昇、予想は7.7%上昇
  • CPI上昇率は0.8%と予想下回る、春節の時期が影響

中国の2月の生産者物価指数(PPI)は2008年以来の高い伸びとなり、世界的なリフレーション見通しがさらに強まった。

  国家統計局が9日発表した2月のPPIは前年同月比7.8%上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値では7.7%の伸びが見込まれていた。1月は6.9%上昇。PPIは昨年9月、4年半ぶりに上昇に転じた。

  一方、2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.8%上昇。エコノミスト予想は1.7%上昇、1月は2.5%上昇だった。春節(旧正月)連休の時期のずれにより、統計結果にゆがみが生じた。統計局は声明で、CPIの伸び鈍化は春節連休後の食品の値下がりや観光客減少、宿泊料金低下などが要因と説明している。

  生産者物価が上昇し、需要の高まりが商品価格を押し上げる中、中国は世界の物価見通しの引き上げにつながっている。ただ、エコノミストはそうした原動力は徐々に弱まると予想。比較対象となる前年の水準が徐々に高くなる上に、政府による抑制策が不動産市場を圧迫しているためだ。

  コメルツ銀行の周浩エコノミスト(シンガポール在勤)は電子メールで、「PPIの急上昇がCPIに反映されないのはなぜか。それは需要がまだ回復していないためだ」と説明。中国のPPIは既にピークに達した可能性があるとの見方を示した。

  マッコーリー・セキュリティーズの中国経済担当責任者、胡偉俊氏(香港在勤)は「名目国内総生産(GDP)成長率、企業利益、PPI上昇率の全てが1-3月(第1四半期)にピークを迎えている」と指摘。「現在目にしている力強い数字は持続不能だ」と述べた。   

原題:China Factory Prices Surge Most Since 2008, Boosting Reflation(抜粋)

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