OPEC閣僚の米ヒューストン会合、減産延長めぐるジレンマ浮き彫り

  • OPEC閣僚ら、ロシアと米シェール企業幹部の双方と会談
  • サウジ、原油減産終了について以前ほど明確にせず

石油輸出国機構(OPEC)の閣僚らは今週、米ヒューストンで競合する産油国の関係者などと会談した。OPECは原油減産延長の是非について判断しようとしているが、その決断はますます困難になっている。

  テキサス州の石油業界拠点であるヒューストンで開かれた会議でOPEC閣僚は、世界的な原油供給過剰解消に向けて中心的に協調しているロシア、および競合する米国のシェール業界幹部の双方と会合を持った。ただ、減産は半年間で十分と1月に表明したOPECの事実上のリーダーであるサウジは、次なる動きについてさほど明確にしていない。

  データは、OPECのジレンマを浮き彫りにしている。減産合意は予想を大幅に上回る水準で履行されているものの、米国の原油在庫は過去最高水準から依然として増えており、原油価格は1バレル=50ドル台前半で推移。さらなる取り組みの必要性を示唆している。また、米国での掘削活動は再び活発化し、一段の価格上昇は増産と供給過剰拡大につながるだけだとの見方もある。

  減産期間を延長する必要があるかどうかをめぐっては、石油アナリストの間で見方が分かれている。米シティグループの商品調査責任者、エド・モース氏は燃料在庫を十分に減少させるために延長を見込む。一方、ソシエテ・ジェネラルの石油調査責任者、マイク・ウィットナー氏は、OPECは需要に対応するため7-12月(下期)に生産を増やす必要があるとの見方を示している。
  
原題:OPEC’s Houston Huddle Only Deepens Dilemma of Extending Oil Cuts(抜粋)

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