米下院共和党指導部が今週発表した医療保険制度改革法(オバマケア)の代替法案ついて、トランプ大統領は詳細にこだわらない姿勢だと、政権側が同党下院議員に伝えたことが明らかになった。現行の法案は変更される可能性が出てきた。

  下院議員から政権メンバーに転じたマルバニー行政管理予算局(OMB)局長は7日、トランプ大統領が法案への変更を認める姿勢だとするメッセージを共和党研究委員会の指導部との会合で伝えた。出席した下院議員2人と側近の1人が明らかにした。同委員会は170人の保守派下院議員で構成される。

  トランプ大統領はさらに、抵抗する議員の地元を訪れ、個別に電話で話したり直接会ったりすることで法案への支持を取り付ける意向も示したという。「トランプ氏は『誰と話せばいいのか教えてほしい。そうしたら話をしに行く』と言っていた」と、同党のデニス・ロス下院議員は話した。同議員は7日に大統領と面会した下院共和党チームの1人。

  トランプ大統領がプロセスの早い段階で議会にメッセージを伝えてきたことは、大統領が法案をどうにかして成立させることに重点を置いていることを示す。ただ、大統領がどの程度の変更まで容認する用意があるのかは不明。

  ホワイトハウスのスパイサー報道官は、トランプ大統領は交渉や良いアイデアを常に受け入れる姿勢だが、大統領は下院の法案を支持しており、これから米国民に広くメリットを訴える予定だと、8日の記者会見で述べた。

  ライアン下院議長は今月22日を法案の下院通過の目標に定めたと、8日の会合に出席した複数の議員が述べた。議長はさらに、法案成立に向けて共和党指導部は大統領やホワイトハウスと緊密に取り組んでいると述べたという。共和党議員は2010年のオバマケア成立以来、廃案にするとの公約を掲げており、同党指導部は公約実現へのプレッシャーが実現への後押しになると期待している。

原題:Trump Said to Be Open to Change in GOP Obamacare Replacement (2)(抜粋)

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