スターバックス、米市場シェア低下-競争激化やモバイル注文問題で

  • 2月の市場シェアは12%、前月から1ポイント低下-エックスアド
  • 難民1万人雇用表明が批判招き、売り上げに影響の可能性

スターバックスは厳しい競争やモバイル注文への対応不備に加え、難民雇用を巡る不買運動の呼び掛けなどに見舞われており、米国内の市場シェアを競合他社に奪われつつあるようだ。

  モバイル機器の位置情報を利用した入店客数データ集計を手掛けるエックスアドによれば、同社が調査する飲食店を対象にした2月の市場シェアではスターバックスは11%と、前月の12%から低下した。

スターバックスのロゴ

Photographer: Daniel Acker/Bloomberg

  スターバックスの競争相手は値引き攻勢を展開、業界全体を圧迫している。スターバックスは1月、モバイル注文により受け取りカウンターが混雑し、売り上げに響いていることを認めた。ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ジェニファー・バータシャス氏はこれが客離れを引き起こす可能性があると指摘する。

  またトランプ大統領の1月の入国禁止令の後に、同社が向こう5年間で1万人の難民を雇用すると表明し、不買運動の呼び掛けやソーシャルメディア上での批判を招いたことも売り上げに響いた可能性がある。クレディ・スイス・グループのアナリスト、ジェーソン・ウエスト氏によると、同社の分析では1月29日の難民採用計画の発表後にスターバックスのブランドセンチメントが急降下した。

  スターバックスの広報担当ハーレー・ドレージ氏は四半期の途中に業績の詳細を示さないという社の方針を理由にコメントを控えた。同社は1-3月(第2四半期)決算を4月27日に発表する。

  1月には通期の売り上げ見通しを下方修正し、株価が5営業日連続で下落した。8日の終値は前日比0.8%安の55.74ドル。

原題:Starbucks Loses Market Share as Rivals Roll Out Drink Deals (1)(抜粋)

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