ドイツ銀株主のカタール王族と海航集団、増資に応じる計画-関係者

  • 持ち株比率をさらに高めることも視野に
  • 3日に増資計画が伝えられて以来、ドイツ銀株は約10%下落

ドイツ銀行の主要株主であるカタールの王族と中国の海航集団(HNAグループ)は、同行が計画する80億ユーロ(約9650億円)の株主割当増資に応じる予定で、持ち株比率をさらに高めることも視野に入っている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  情報の非公開を理由にこれら関係者が匿名で語ったところによれば、カタールのハマド前首相とハマド前首長は持ち分を増やすことを検討している。現在の持ち株比率は合わせて10%未満。また関係者2人によると、HNAは3.04%の保有比率を引き上げることを長期目標としている。いずれの株主も投資額について最終決定していない。

  ドイツ銀行は3日に資本増強と組織再編の計画を発表。リテール銀行部門ポストバンクの売却計画については撤回したため、一部の投資家の批判を招いていた。

  ジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)は6日のブルームバーグテレビジョンのインタビューで、主要なステークホールダー1者が増資に参加する用意があることを示唆したと語った。このステークホールダーが誰であるかは明らかにしなかった。事情に詳しい関係者1人が当時明らかにしたところによれば、別の大口株主は増資に応じるかどうか態度を決めておらず、説得が必要になる。

  ドイツ銀行とHNAの広報担当者はコメントを控えている。カタール王族の担当者からコメントは得られていない。

  ブルームバーグが3日に増資計画を報じて以来、ドイツ銀行の株価は約10%下げている。

  ドイツ銀行は先月、陳峰氏率いるHNAが第4位の株主となったことを明らかにした。

原題:Deutsche Bank’s Qatar, China Investors Said to Back Rights Offer(抜粋)

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