8日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が大幅続落。昨年12月以来の安値。石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国が減産を実施したものの、米国の在庫水準を下げるには至っていないことが米エネルギー情報局(EIA)の週間統計で明らかになった。

  ソシエテ・ジェネラル(ニューヨーク)の商品調査責任者、マイク・ウィットナー氏(ニューヨーク在勤)は電話取材に対し、「原油市場はしびれを切らせている」と話す。「OPECの減産合意の後、12月に大きく上昇したのは市場が均衡を回復するとの期待があったからだ。OPECは日量100万バレル以上を削減しているようだが、米国の在庫水準には何ら影響を与えていないみたいだ」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比2.86ドル(5.38%)安い1バレル=50.28ドルで終了。終値ベースで昨年12月7日以来の安値。ロンドンICEの北海ブレント5月限は2.89ドル下げて53.03ドル。

原題:Oil Slumps to Lowest This Year as Traders Focus on Record Supply(抜粋)

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