ソフトバンクグループは全株式を保有する英半導体設計、アーム・ホールディングスの株式の25%を、自らも出資するサウジアラビア政府系のビジョンファンドに売却する計画だ。同ファンドの主要な出資者はアーム社に強い関心を示している。関係者への取材で分かった。

  事情に詳しい複数の関係者が匿名を条件に明らかにしたところによると、売却でソフトバンクは約80億ドル(9100億円)を手にすることになる。同社はビジョンファンドに250億ドルを投資する予定だが、これとは別の取引になるという。

  ソフトバンクの孫正義社長は、ビジョンファンドを1000億ドル規模とすることを目指し、サウジやアブダビ政府系のムバダラ開発公社などと資金確保に動いている。ソフトバンクは2016年9月にアーム社を約320億ドルで買収した。

  「われわれのビジョンファンドへの投資に関する協議は生産的で、現在も継続している」とムバダラ広報担当者のブライアン・ロット氏は文書で回答した。「ムバダラはこれまで最先端技術でいくつもの重要な投資を行っており、今後ビジョンファンドでも関与していける可能性を探っていく」としている。

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