ティラーソン氏は大統領と頻繁に会話-蚊帳の外との指摘に国務省反論

  • 米国務省のトナー報道官代行が7週間ぶりに定例の記者会見
  • 長官が一度も記者会見を行っていないことに懸念も

米国務省は7日、7週間ぶりに開いた定例の記者会見で、ティラーソン国務長官がホワイトハウスの外交政策で蚊帳の外に置かれているとの指摘に反論した。

  トナー報道官代行は報道陣であふれた会見室で、ティラーソン氏が就任直後の数週間を国内外での関係構築に費やしたと指摘。省の主要ポストを埋める作業ペースが遅いことについては落ち着いて判断すべきだと述べ、過渡期では普通のことだとの見解を示した。

  トナー氏は「ティラーソン長官はホワイトハウスおよび大統領と極めて緊密にやり取りしており、大統領と頻繁に話している」と説明。「国家安全保障会議のレベルでの政策議論で、国務省の声が大きくはっきり聞こえていると断言できる」と語った。

  トランプ政権の閣僚が、昨年の大統領選の期間中と当選後のトランプ氏の発言とは相いれない政策を支持しているように見えるため、米国の同盟国や対立関係にある国々は同政権の外交姿勢に疑問を呈してきた。国務省の定例会見が行われていなかったことや、ティラーソン長官がまだ記者会見を開いていないことも、政権の優先課題に対する疑念を増幅させている。同長官はドイツを先月訪問した際に大声での質問に一つ回答しただけで、それ以外はメディアの取材に応じていない。

  国務省が定例会見を前回開いたのは、トランプ氏就任の前日である1月19日。同省によると、ティラーソン氏は日本と韓国、中国を訪問する際の航空機に記者を同行させない。長年の慣例を破ることになる。

原題:Tillerson’s State Department Rebuts Claims He’s Lost His Voice(抜粋)

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