伊モンテ・パスキ:不良債権処理加速へ、欧州当局の承認後-関係者

イタリアの銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナは新規事業案が欧州当局に承認され次第、約280億ユーロ(約3兆3600億円)の不良債権の売却手続きを加速させたい考えだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  計画が非公開であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、同行は全ての不良債権をひとまとめにして売却する意向で、入札者が申込み前に中身を分析するのに与えられる期間は1カ月だけだという。関係者によれば、売却額は簿価総額の25%未満となる可能性がある。

  苦境に陥っているモンテ・パスキは新たな事業計画を策定中。同行がイタリア政府の支援を受けるには同計画が欧州委員会の承認を得る必要がある。同行は昨年12月に増資に失敗し、公的支援が必要となっていた。

  関係者によると、モンテ・パスキは関心を探るため国際的なファンドと既に接触している。不良債権の売却には通常数カ月かかり、入札は2回以上行われる。同行の担当者は計画についてコメントを控えた。

  モンテ・パスキの発表資料によると、同行のバランスシート上の不良債権は昨年12月時点で約460億ユーロと、融資総額の34.5%相当。ブルームバーグがまとめたデータによれば、伊5大銀行の他の4行の平均は16%だ。

原題:Monte Paschi Said to Seek Fast Sale of Bad Debt After EU Consent(抜粋)

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