2年間にわたって原油市場での優位を競ってきた石油輸出国機構(OPEC)の事務局長と米国の主要シェール企業の幹部らが5日、米ヒューストンで数時間にわたって夕食を共にし、まれな非公開会合で原油市場の将来について話し合った。

  このイベントに参加した複数の関係者が、話し合いが非公開だったことを理由に匿名を条件に明らかにしたところによれば、OPECのバルキンド事務局長は米シェール企業幹部約20人と夕食を共にした。この中にはパイオニア・ナチュラル・リソーシズのスコット・シェフィールド会長やヘスのジョン・ ヘス最高経営責任者(CEO)、チェサピーク・エナジーのロバート・ローラーCEO、コンチョ・リソーシズ のティム・リーチCEOらが含まれる。

バルキンド事務局長
バルキンド事務局長
Photographer: Luke MacGregor/Bloomberg

  業界会議開幕の前夜にヒューストン中心部のレストランで開かれた夕食会には、10年余り前に米シェール業界の誕生を支援した石油業界の重鎮、マーク・パパ氏も参加。ハリバートンのジェフ・ミラー社長も石油サービス業界の代表の1人として出席した。

  関係者らによると、原油市場はさらに均衡すべきであり、在庫はより低水準の方が全ての者にとって有益であるという見方で参加者らは大筋で一致。シェール企業は、今後の生産の伸びを諦めるつもりはないことを示唆し、OPECは、たとえ原油価格上昇がシェール企業にとって有利に働くことを意味するとしても、値上がりを望む意向をにじませたという。

  ヘスのジョン・ヘスCEOは7日のインタビューで「原油に関して情報と意見を交換する非常に良い機会だった。OPEC事務局長の働き掛けを称賛する。有益な話し合いだった」と振り返った。
  
原題:OPEC Said to Break Bread With Shale in Rare Show of Detente (2)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE