「伝統スタイル」の連続利上げ、米当局開始へ-ガンドラック氏

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  • 年内2、3回の利上げをガンドラック氏は見込む
  • 米10年債利回りは今年、最終的に3%に向けて上昇すると予想

米金融当局はインフレと経済成長の加速に伴い、一連の利上げを開始する公算が大きい。投資会社ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)が、こうした見方を示した。

  債券ファンドのダブルライン・トータル・リターンを運用するガンドラック氏は7日のウェブキャストで、「連続した米当局の行動パターンが始まるだろう。ほぼ伝統スタイルだ」と述べた。

ガンドラック氏

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は来週、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0.25ポイント引き上げると見込まれている。米経済の勢いが強まる中で今年初の利上げに踏み切りそうだ。イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は先週、景気が順調に進めば、年内に追加利上げがあることを示唆。トランプ大統領誕生を正しく予想した数少ない資産運用担当者であるガンドラック氏(57)は、年内2、3回の利上げを予想するとも語った。
  
  同氏によれば、米当局は歴史的に「潮目が変わるまで」利上げを続けてきた。近い将来のリセッション(景気後退)をダブルラインとしては見込んでおらず、株式の上昇相場は利上げに伴い終わりを迎える可能性があるとの見方も同氏は示した。

  今年の米10年債利回りについては、短期的に2.25%を下回る水準に下がるが、「その後は3%に向かって上昇すると思う」と語った。さらに株式相場について、「われわれが予想するように年央に米国債利回りが上昇し始めれば、それに屈する形になるだろう」とも付け加えた。

  ガンドラック氏は1月のウェブキャストで、トランプ政権の1期目の終わりまでには米国債利回りが6%に達する可能性を指摘しており、7日もこの予想を繰り返した。同氏のこの日の他の助言内容は以下の通り:

  • 欧州の債券・株式投資は避けた方がよい
  • 割安なアジア株購入を-特に日本株とインド株
  • 金利上昇の環境では、銀行ローン債権や米インフレ連動債の購入を

原題:Gundlach Predicts ‘Old School’ Fed Will Do Sequential Hikes (1)(抜粋)

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