イタリアの銀行、優先債保有者が損失負担も-JPモルガン

  • ビチェンツァとベネト、予防的資本注入の対象にならない公算
  • 一部の優先債はリスクを適正に反映していない

イタリアの銀行、ポポラーレ・ディ・ビチェンツァとベネト・バンカの優先債保有者は売るべきだと、JPモルガン・チェースは呼び掛けている。イタリア政府による銀行支援を欧州連合(EU)当局が認めない可能性があり、その場合は優先債保有者が損失を分担することになると説明した。

  ロンドン在勤のストラテジスト、アクセル・フィンスターブッシュ氏は、優先債保有者を損失から守るいわゆる予防的資本注入が認められる条件は厳しいとし、ポポラーレ・ビチェンツァとベネト・バンカは条件を満たしていない可能性があるとの見方を示した。予防的資本注入は既に抱える問題を解決するためのものではないことや、両行がシステム的に重要な銀行とはみなされないとみられることから対象から外れる恐れがある。

  フィンスターブッシュ氏は電話インタビューで、これらの銀行への予防的資本注入が「認められる保証はない」と警告、「予防的資本注入はどの銀行でも利用できるという認識が広がっているが、これは例外であって既定の選択肢ではない」と述べた。

  ブルームバーグのデータによれば、ベネト・バンカの優先債の一部は額面1ユーロに対し約0.84ユーロと昨年11月の0.7ユーロ前後から値上がりしている。フィンスターブッシュ氏は、現在の価格がリスクを適正に反映していないと指摘した。

原題:Italian Banks May Impose Senior Bondholder Losses, JPMorgan Says(抜粋)

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