7日の日本株市場で、株価変動材料のあった銘柄の終値は次の通り。

  ネクソン(3659):前日比3.5%安の1821円。中国当局が韓国企業のゲームに対する新たな承認を停止すると韓国紙・ソウル経済新聞が報道した。ネクソンは1994年に韓国で創業、2002年に日本法人を設立している。

  フジクラ(5803):2.2%安の821円。野村証券は6日付で投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。直近の株価上昇で割安感が薄まったと判断した。一方で、堅調な業績は続くとみており、フレキシブル基板(FPC)の一段の収益拡大や情報通信事業に含まれるファイバレーザの収益改善が見えてくれば、再び株価上昇が期待できるとも指摘した。新しい目標株価は845円。

荷物を運ぶヤマトの従業員
荷物を運ぶヤマトの従業員
Photographer: Haruyoshi Yamaguchi/Bloomberg News

  ヤマトホールディングス(9064):0.5%高の2452円。インターネット通販のアマゾンジャパンなど大口顧客と宅配便の運賃値上げで交渉に入ったことが分かった。基本運賃の値上げ改定が実現すれば27年ぶりとなる。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、個人を含めた全面値上げが実現すれば株価にポジティブとメモで指摘。現在の同証業績予想には通販事業者向けのみに1割程度の値上げしか想定していないとした。

  陸運:セイノーホールディングス(9076)が2.9%高の1321円、日立物流(9086)が2.7%高の2381円、日本通運(9062)が2.6%高の596円など。SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリストは、ヤマトHDの値上げが通れば、ほかの企業も値上げが通り収益が改善するとみられたのではないかと述べた。このほかロッカーなどを手掛けるアルファ(3434)が6.9%高の1926円と大幅高。7日付の日本経済新聞朝刊でヤマトHDが消費者の利便性確保のため宅配ロッカーの設置を加速すると報道され業績拡大への期待が高まった。 

  JALUX(2729):6.5%高の2505円。大和証券は6日付で投資判断「1(買い)」で調査を開始した。航空エンジン事業は整備用部品の需要増と格安航空会社(LCC)の拡大で成長期に入ったと評価。リテール事業についても、インバウンド需要の底打ちなどを期待した。

  PET容器関連:日精エー・エス・ビー機械(6284)が5%高の2566円、フジシールインターナショナル(7864)が1.5%高の2304円。大和証券は6日付で2社の投資判断を「2(アウトパフォーム)」と設定し、調査を開始した。飲料、日用品向け容器のPET化でグローバルなPET容器市場は中長期的に拡大傾向が続くと想定した。目標株価は2社ともに2700円。

  オークマ(6103):2.2%高の1325円。ゴールドマン・サックス証券は6日付で投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を1200円から1600円に引き上げた。収益性の高い大型・門型機の引き合いが強まっており、1月の同製品受注高は22億円と久々の20億円台を記録したと指摘。半導体製造装置(SPE)企業群からの受注増に加え、今後は同社が強みを持つ建機など大型産機向けの増加も予想した。17年3月期営業利益予想を140億円から151億円に上方修正。会社計画は前期比33%減の145億円。

  キヤノン(7751):2.2%高の3388円。JPモルガン証券は7日付で投資判断を「アンダーウエート」から「オーバーウエート」に、目標株価を2800円から4100円に引き上げた。6日開催の経営方針説明会を受けて、収益構造進化と業績上振れ余地を考慮したと説明している。

  ピジョン(7956):1.5%高の3375円。6日発表の17年1月期営業利益は国内ベビー・マザー事業の好調などで前の期比10%増の160億円と市場予想156億円を上回った。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、前期第4四半期(16年11月-17年1月)は2四半期連続で営業増益となり、円高や中国の在庫調整による業績懸念が払拭(ふっしょく)されポジティブと評価した。会社側の18年1月期営業利益計画は前期比6.2%増の170億円。

  日本ハウスホールディングス(1873):5.8%安の492円。第1四半期(16年11月-17年1月)営業損益は4億8200万円の赤字と6日に発表した。前年同期の8億200万円の赤字からは損失が縮小したものの、主力の住宅事業が赤字だった。同社では住宅事業は季節的変動要因により第1四半期の完成工事高は低水準となるとしている。  

  学情(2301):5.2%安の1213円。第1四半期(16年11月-17年1月)営業損失は2億1200万円と前年同期の7200万円から赤字が拡大したと6日に発表。就活スケジュールの変更で17年3月卒業予定学生向けの「就職博」の引き合いが若干減少した。  

  メック(4971):3.3%安の1132円。いちよし経済研究所は6日付でフェアバリューを1200円から1100円に引き下げた。本社新社屋竣工に伴う経費増などにより、当面の利益は伸び悩むと予想。17年3月期営業利益予想を21億円から会社計画並みの18億円に下方修正。17年12月期営業利益(決算期変更に伴う9カ月変則決算)は15億円と見込んだ。

  ビューティガレージ(3180):9.2%高の1468円。7日午後0時40分に発表した9カ月累計(16年5月-17年1月)営業利益は前年同期比71%増の3億5700万円だった。「BEAUTY GARAGE Online Shop」など主力のプロ向け物販事業のほか、店舗設計事業とも伸長した。特にモバイル経由売上高は5割増えた。未定としていた期末配当は1株7円と前期の5円60銭から増配する。

  テクノマトリックス(3762):6.5%高の1352円。子会社のクロス・ヘッド(東京都渋谷区)が米国で開発された次世代のデータセキュリティソフト「デジタルガーディアン」の運用管理を支援するクラウドサービスを開始すると7日午前に発表した。同ソフトの導入後は担当者の高度なスキルが必要なため、運用負担が課題だったとし、テクマトリでは同社センターで24時間365日体制で監視を行う。
  
  物語コーポレーション(3097):4.2%高の4850円。大和証券は6日付で投資判断「2(アウトパフォーム)」、目標株価6000円で調査を開始した。外食大手の中でも比較的高い店舗数成長率、既存店売上高の回復が今後期待される点を評価。17年6月期の営業利益は28億7000万円と会社計画30億4500万円を下回ると予想するが、来期は34億4000万円、再来期40億6000万円と増益基調をたどると見込んだ。

  オルトプラス(3672):300円(27%)高の1397円ストップ高。同社とKADOKAWAが共同開発中の有名IPを用いた新作スマートフォンゲームのカウントダウンサイトを公開したと6日昼すぎに発表、同ゲームへの期待感から買いが集まった。同社株は6日の取引もストップ高で終了している。

  明治機械(6334):31%高の276円。17年3月期末に1株2円の配当を実施すると7日朝に発表、同社は1971年9月期から無配を継続してきたため、46年ぶりの復配となる。前年度後半から実施したプロジェクト管理による収益改善などが奏功し今期は増収増益が見込めるとした。
 
  ベガコーポレーション(3542):6.6%高の3410円。3月末の株主を対象に1株を2株に分割すると6日に発表。今後の流動性向上と投資家層拡大を見込む買いが入った。

  マーチャント・バンカーズ(3121):5.7%高の667円。香港で仮想通貨取引所を開設するため、現地で準備室を設置すると6日に発表した。すでに2月にビットコイン取引所のBTCボックス(東京都中央区)と資本業務提携で合意。BTCが香港で取引所を運営、Mバンカーは現地金融機関と連携し、仮想通貨による国際間決済・送金サービスなどを展開する。

  ロコンド(3558):7日に東証マザーズ市場に新規上場した。靴とファッションの通販サイト「LOCONDO.jp」を運営している。初値は公開価格1850円を42%上回る2625円。17年2月期営業損益計画は1億9300万円の黒字になったもよう。前の期の実績は2億800万円の赤字だった。終値は2735円。

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