ドイツで来週開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀総裁会議で、米中両国は外国為替政策に関して合意できる文言を見いだすという極めて難しい課題に挑むことになりそうだ。

  トランプ米大統領は元安誘導の為替操作をしているとの対中批判を繰り返しているものの、中国人民銀行(中央銀行)は元の下落ペースを和らげるため介入を行っている。17、18両日のG20会議では、米国側は対中貿易赤字を悪化させる元安継続を招くことなく、これまで示してきた人民元自由化支持を仕切り直しする必要がある。

  シルバークレスト・アセット・マネジメントのニューヨーク在勤チーフストラテジスト、パトリック・ホバネツ氏は、「どうやって中国側の腕を締め上げるかということではない。米国はすでにそうしている。米国が『どんなことを本当に望んでいるのか』をどのようにして伝えていくかが問題だ」と述べた。同氏は以前、北京の清華大学で働いていた。
  
  現在は人民元を押し下げる市場環境となっており、元安が続けば貿易摩擦が悪化するだけでなく、中国からの資本流出が拡大するリスクもある。ムニューシン米財務長官は中国を為替操作国として認定するのを急ぐ必要はないと示唆する一方で、トランプ大統領はそうした操作の「グランドチャンピオン」が中国だと断じている。
  

原題:China Currency Manipulation Could Be Just What Trump Needs (1)(抜粋)

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