IEA:OPEC原油生産能力、2016-22年に日量195万バレル増強へ

  • OPECは減産を実施する一方、将来の需要拡大に備える
  • イラクの生産能力は14%増加し日量540万バレルに:IEA予想

国際エネルギー機関(IEA)は、石油輸出国機構(OPEC)が原油生産能力を従来予想の約2倍拡大するとの見通しを示した。

  IEAによると、OPECは2016-22年に原油生産能力を日量195万バレル増強し、そのうちの3分の1はイラクが占めると予想される。昨年は15-21年に同80万バレルの伸びと見込んでいた。

  OPECは今年、世界の産油国の減産による原油供給過剰の解消に向けた取り組みを主導しているが、一方で、向こう数年間の需要拡大に対応するため準備を整えつつある。イラクでは数年に及ぶ内戦の後、石油業界が回復途上にあり、隣国のイランは核開発計画をめぐる経済制裁が解除されたことを受け国外からの投資を求めている。

  IEAは「OPECは今年減産を実施するものの、需要拡大に備えて生産能力を増強しつつある。生産能力の伸びはイラクを中心とした中東の低コスト産油国に集中している」と指摘した。

  IEAによれば、イラクの生産能力は日量70万バレル増えて22年に同540万バレルに達し、OPEC2位の座を維持する見通し。昨年は21年までに同460万バレルに達すると見込んでいた。

原題:IEA Doubles Forecast for New OPEC Oil by 2022 as Iraq Ramps Up(抜粋)

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