わずか1年5カ月で事業再編計画を大きく変更したドイツ銀行のジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)は、今度こそ正しい道筋にあると投資家を納得させる必要がある。

  85億ドル(約9700億円)規模の増資と資産運用事業の一部売却、消費者向け銀行部門の再統合を含む新戦略に対し、これまでのところ投資家の反応はまちまちのようだ。クライアンCEOは6日、ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、主要株主の1社が割り当て増資への参加に前向きな姿勢を示したと述べた。一方、事情に詳しい関係者によると、別の大株主の1社はまだ態度を決めていない。

  6日のフランクフルト市場で株価は一時6.9%安と、4週間余りで最大の下落を演じた。

  ドイツ銀の株価は昨年9月の安値から2倍近くになっており、増資はより望ましい選択肢だ。クライアンCEOは復配と黒字回復の約束で投資家を引き付けようとしている。

  同CEOはインタビューで、「緩やかな成長、制御された成長のモデルに回帰したい。米国はもちろんユーロ圏、特にドイツでの営業環境は強い様子だ。今後について適度の自信を持っている」と語った。

John Cryan interviewed in London on March. 6.
John Cryan interviewed in London on March. 6.
Photographer: Jason Alden/Bloomberg

原題:Deutsche Bank Turnaround Plan Receives Mixed Investor Reaction(抜粋)

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