中国マネーがアジア回帰へ、米不動産への熱気薄れる-コリアーズ

中国の不動産投資家は米国への関心を失いつつある。人民元下落への懸念が和らいだことや、トランプ米大統領の保護主義的な姿勢に対する疑念が背景だ。

  不動産サービスのコリアーズ・インターナショナルでアジア地域の調査・助言サービス担当エグゼクティブディレクターを務めるアンドルー・ハスキンズ氏が、こうした見方を示している。同氏は投資家が米国から資金を引き揚げ、中国資本はアジアに回帰すると予想する。

  ハスキンズ氏はインタビューで、「人民元の下げは恐らく既におおかた終わった。そうだとすれば、中国の投資家がドル建て資産に投資するインセンティブは低い」と述べた。

  人民元は過去2年間でドルに対して13%下落したが、今年に入ってからは約1%上昇している。同氏は政治的懸念も中国の対米投資の「ペースを鈍らせる可能性がある」と指摘。特に米新政権の保護主義的な発言が現実のものとなった場合は投資に影響が及ぶと予想した。

原題:Chinese Property Investors May Exit U.S. for Asia, Colliers Says(抜粋)

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