ロシアのハッカーは最近の攻撃で米国の進歩主義的な団体を標的にしており、そうした団体の電子メールの中身を探り、弱みを見つけては口止め料を稼ごうとしている。米連邦捜査局(FBI)と民間のセキュリティー会社が行っている調査に詳しい関係者2人が明らかにした。

  関係者によれば、米大統領選挙以降に少なくとも12団体が、こうしたゆすりを受けた。ハッカー側は入手した電子メールが示す弱みの実例を出して金銭の支払いを要求するという。その額は約3万-15万ドル(約340万-1710万円)と幅があり、取引記録を追跡されないよう仮想通貨ビットコインでの支払いを求めてきたと、関係者の1人は説明した。

  幾つかの団体は支払いに応じたというが、ハッカー側が情報を開示しない保証はない。

  関係者によると、アメリカ進歩センター(CAP)とアラベラ・アドバイザーズに口止め料を求める脅しがあった。アラベラが一連の攻撃対象の一部となっているのかは分からないが、手口は似ているという。

  アラベラの広報担当スティーブ・サンプソン氏は、同社が「サイバー攻撃を受けた」ことを明らかにし、「金銭目当てであることを全ての事実が示唆している」と語った。クリントン、オバマ両民主党政権と強いつながりがあったシンクタンク、CAPの広報担当者アリソン・プライス氏はコメントすることはないと述べた。

原題:Russian Hackers Said to Seek Hush Money From Liberal U.S. Groups(抜粋)

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