韓国の特別検事の捜査チームは、李在鎔サムスン電子副会長らサムスングループ幹部が、朴槿恵大統領の親しい友人である崔順実被告への多額の賄賂を隠すため文書偽造で共謀したと指摘した。

  同グループの事実上のトップである李副会長が、同社による崔被告の団体への資金提供を知らなかったと述べたことや、自身は朴大統領に資金援助の提供を求められなかったと証言したことは偽証にあたるとしている。朴英洙特別検事が6日、捜査結果の報告書を発表した。サムスンと李副会長は不正を否定している。

  崔被告による国政介入事件は、弾劾訴追案の可決に伴う朴大統領の職務権限停止や、李副会長の逮捕につながり、特別検事は30人を起訴した。

  この日の報告書によると、李副会長ら幹部5人は崔被告の娘がドイツで馬術訓練を受けるための馬の購入・飼育費用として、2015年9月から16年2月までに78億ウォン(約7億7000万円)の賄賂提供で共謀した。

  李副会長は贈賄や横領、海外での資産隠匿、偽証など計5件の罪で起訴された。同副会長は、15年のグループ企業合併について政府の支持を得るため、崔被告が支配する団体に多額の資金を提供するよう指示したとされる。この合併により、李副会長はグループに対する支配力を固めた。

  憲法裁判所は、朴大統領の弾劾訴追の審理で今月中にも判断を下すと予想されている。弾劾が妥当との判断が下れば、朴氏は罷免され、起訴を免れる大統領特権を失う。また60日以内に大統領選が行われる。朴氏と崔被告はいずれも不正を否定している。

原題:Prosecutor Accuses Samsung’s Lee of Conspiring to Hide Bribes(抜粋)

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