マザーズ指数11連騰、算出開始来の最長記録に並ぶ-個人資金が好循環

  • 11連騰は2014年6月以来2年9カ月ぶり
  • 個人が中小型株で値幅取り狙う、物色に広がり-あかつき証の藤井氏

東証マザーズ指数が6日、2003年9月の算出開始来の最長連続上昇記録に並んだ。米経済政策の見極めや為替市場での円の下げ渋りで時価総額が大きい銘柄の上値が重いなか、個人投資家の資金は中小型株に向かっている。

  終値は前週末比0.6%高の1080.45。2月20日から11営業日連続で上昇し、同指数として最長の14年5月20日から6月3日の11連騰に並んだ。

  あかつき証券の藤井知明投資調査部長は、昨年のトランプラリーで潤った「個人投資家のマインドが良好だ。時価総額の大きい銘柄の上値が重くなったところで、値幅の取りやすい中小型株に資金を振り向けている」と指摘。マザーズ市場は「物色に広がりが出てきて、従来ほど特定の銘柄の影響を受けにくくなっている。新規株式公開(IPO)銘柄も人気で市場が活性化されやすい」とし、今後も堅調な推移が続くとの見方を示す。

  
  11連騰期間の上昇率1位は、肺線維症治療薬の「アイスーリュイ」が中国の新保険目録に収載されたバイオ創薬ベンチャーのジーエヌアイグループで、上昇率は2.1倍と突出。中村超硬、エムビーエス、JMC、グレイステクノロジーも上位。住宅リフォームを手掛けるエムビーエスは2月28日に1株を10株に分割すると発表した後、連日で大幅高となっている。

  あかつき証の藤井氏は、物色の中心はあくまで好業績銘柄だとし、ファッション中心に電子商取引サイトを運営するエニグモ、教育関連のポータルサイトのイトクロには「決算発表を前に先回り買いが入っている」と指摘した。

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