トランプ米大統領、オバマ氏が選挙期間中に電話盗聴と主張

  • オバマ氏のスポークスマンは「単に誤りだ」と否定
  • トランプ大統領は保守系メディアの情報に基づいて主張-関係者

トランプ米大統領は保守系メディアの情報に基づいて、昨年の大統領選中にオバマ前米大統領に電話を盗聴されたと主張した。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  オバマ氏のスポークスマン、ケビン・ルイス氏は4日に電子メールで、「オバマ前大統領だけでなく、いかなるホワイトハウス当局者も米市民への監視を命じたことは一度もない。それに反する主張は単に誤りだ」と記した。米議員らは盗聴の証拠をトランプ氏が持っているなら、それを公表にするか、少なくとも議会に開示するよう促した。

トランプ大統領とオバマ氏(1月20日の就任式典で)

Photographer: Pat Benic/Pool via Bloomberg

  トランプ大統領は4日、ツイッターに「オバマ氏は私の勝利直前にトランプタワーで私の『電話を盗聴』していたことが先ほど分かった」と説明。これは「赤狩りだ」と訴えた。

  関係者によると、機密情報のブリーフィングを定期的に受けるトランプ大統領は、この盗聴疑惑に関する情報を保守系のブライトバート・ニュースに頼った。

  ブライトバートは3日、オバマ前政権が大統領選中にトランプタワーを傍受する行動を取ったと推定されるとの記事を掲載していた。立候補していたトランプ氏の弱体化を目的とした動きだと主張した同記事は、同様の主張を展開していたラジオ番組の司会者、マーク・レビン氏の2日の発言を引き合いに出していた。ブライトバートはホワイトハウスのスティーブン・バノン首席戦略官が以前運営していた報道機関。

  ブライトバート、レビン氏はいずれも主張を裏付ける独自の報告を示さなかった。ホワイトハウスに対して、この件で大統領は情報機関のブリーフィングを受けていたのかどうか、この問題を大統領はどのように扱うのか問い合わせたが、返答はなかった。

原題:Trump Relied on Breitbart to Claim Obama Tapped His Phones (1)(抜粋)

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