米商務長官:メキシコ通貨、NAFTA合意なら大きく戻す-ペソ急伸

  • NAFTA見直し交渉、米国の焦点は原産地規定と為替メカニズム
  • 中国とは貿易問題まだ協議していない、NAFTAが優先-長官

ロス米商務長官は北米自由貿易協定(NAFTA)で米国とメキシコが賢明な合意を結ぶことができれば、メキシコ・ペソは「大きく」戻すだろうと語った。この発言を受けてペソは急伸した。

  ロス長官は3日、CNBCとのインタビューで「メキシコ・ペソはNAFTAに起こり得る懸念が主な理由で、これまで大幅に下げてきた」と指摘。このため「米国とメキシコが極めて良識ある貿易協定を結ぶことができれば、ペソはかなり大きく回復するだろうと確信している」と続けた。

  この発言で、ニューヨーク時間午前の為替市場でペソは前日比一時2.4%高まで上昇。ペソは昨年3月以降8.7%下げており、メキシコは輸入コストが膨らむ一方、輸出競争力が増している。

  長官はNAFTAの見直し交渉を行う上で米国が優先する課題は、原産地規定を「相当に」引き締めることにあると発言。ドル・ペソ相場のいっそうの安定確保や、メキシコ人労働者の賃金と生活水準を引き上げる方策を探るメカニズムも議題に上ると続けた。

  中国とは貿易問題をまだ協議していないとし、「われわれにとって第一の課題はNAFTAだ。隣国との団結をまず固めることが理にかなうと考えるからだ」と述べた。

原題:Peso Surges After Ross Says Nafta Deal Could Fuel Recovery (2)(抜粋)

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