マージン荒稼ぎでクビは不当、元トレーダーが仏ソシエテを提訴

  • ソシエテ、3件の不適切行為でボトボル氏を2015年に解雇
  • ボトボル氏、1件で50万ユーロの利益を他行トレーダーに自慢か

フランスの銀行、ソシエテ・ジェネラルは世界的なスキャンダルとなった為替不正操作ついて内部調査を実施したところ顧客を欺いていたことが判明したとして、為替トレーダー1人を2015年に解雇した。だが今回、この元トレーダーが不当解雇を理由に同行を訴えている。

  この元トレーダーはイラン・ボトボル氏。ソシエテの代理人である弁護士のアルノー・ショーレ氏が2月27日にパリの労働審判所で答弁したところによると、顧客から過剰なマージンを徴収し、2008年にBNPパリバやモルガン・スタンレーのトレーダーにそれを自慢するなど3件の不適切な行動があったとして、同行はボトボル氏を解雇した。

  ショーレ氏が読み上げた法廷記録に従うと、ボトボル氏はチャットルームに「顧客を料理しているところだ」と書き込み、その後この取引で50万ユーロ(約6040万円)稼いだと告げた。BNPのトレーダーは「詐欺師」だとコメントしたが、それに同意していたという。

  一方ボトボル氏の弁護人は、マージンが過剰であったことをソシエテは証明できていないと反論。ボトボル氏は「一度も」顧客を欺いたことはなく、ソシエテにとって収入を生み出したのに非難されるのはおかしいと付け加えた。

  ソシエテとモルガン・スタンレー、BNPの広報担当はこの件についてコメントを控えた。パリの労働審判所ではBNPとモルガン・スタンレーのトレーダーに不適切な行動があったとはみていない。

原題:SocGen Sued by Ex-Banker It Accused of Cheating on FX Trade(抜粋)

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