フランス大統領選挙の第1回投票についての世論調査で、無所属の候補マクロン前経相の支持率が初めてルペン国民戦線(FN)党首を上回った。共和党のフィヨン元首相に撤退を求める声が強まる中、ジュペ元首相に候補者をすげ替える期待も浮上している。

  オドクサの調査によると、マクロン氏の支持は前週から2ポイント上昇し27%。ルペン氏は25.5%と前週の27%から後退した。一方、フィヨン氏が撤退しジュペ元首相が出馬した場合はジュペ氏が1位となる見通し。調査は951人を対象に1、2両日に実施された。

  ジュペ氏は昨年、次期大統領候補として有望視されていたが、共和党など中道・右派の候補者指名争いでフィヨン氏に敗れた。だがフィヨン氏には公金流用の疑いで当局の捜査が進み、共和党員の間からはジュペ氏への候補者交代を期待する声も上がっている。

  訴追される見通しとなったフィヨン氏に対し、これまでに60人余りの政治家がもはや支持できないと表明した。仏紙パリジャンは3日の一面で、ボルドー市長を務めるジュペ氏が、党に求められれば出馬する用意があると支持者らに述べたと報じた。予備選でジュペ氏のキャンペーンに参加していた当局者の1人は、ジュペ氏復帰の可能性は低いと示唆した。ジュペ氏のコメントは得られていない。

  ジュペ氏の復帰、勝利となれば劇的な大逆転だが、今のところはフィヨン氏が共和党など中道・右派の候補として登録されており、降板を拒んでいる。

原題:Macron Overtakes Le Pen in France as Juppe Looms Over Fillon Bid(抜粋)

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