中国の国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が5日、北京で開幕する。今年は5年に一度の共産党大会が開かれる予定で、習近平国家主席(党総書記)は最高指導部の入れ替えを控えて約3000人の代表が集まる全人代で結束を示す必要がある。

  前回の党大会前に開かれた5年前の全人代は、重慶市共産党委員会書記を務めた薄熙来氏失脚の予兆となった。四半世紀ぶりの低成長にとどまる中国経済の改革に向けた取り組みで、習主席が各代表から支持取り付けを探る中、今回は劇的な出来事の回避を目指している。また、トランプ米大統領の貿易面での脅威や北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による核開発の推進など、中国を取り巻く課題も増えている。

  投資家にとっては、李克強首相が2017年の経済成長率目標で6.5%を下回る水準を容認することを示唆するかどうかが注目材料になる見通し。実際に目標が6.5%を割り込むことになれば、20年の国内総生産(GDP)を10年比で倍増させる共産党の目標達成は危うくなる可能性がある。

原題:Xi Wants No Drama as China Projects Calm to a World in Flux (1)(抜粋)

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