そんなことは忘れてしまえ。人民元の弱気派に対するアンディ・シーマン氏のメッセージだ。

  ストラットン・ストリート・キャピタルで「人民元債券ファンド」を運用するシーマン氏は、人民元は上昇基調にあり、そうした元高に備えていない者は負け組になるとみている。過去3年間の元相場低迷にこだわる投資家は「過去にとらわれて」おり、ドルの相対的な弱さと中国経済の持ち直しでそうした投資家のパフォーマンスは後れを取るだろうと述べた。

  同氏は「将来に目を向ける人は人民元投資のやり方を見いだすだろう。国際的なファンドマネジャーが世界で最も重要な経済大国の一つの通貨を大規模に保有していないのはおかしなことだ」と話した。

  シーマン氏は2007年から人民元に対し強気だったが、こうした楽観的な見方が必ずしも報われたわけではなかった。1年前にも元値上がりを予想したが、人民元は昨年、ここ20年余りで最も大きな年間下落率となった。今年についての市場関係者のコンセンサスは、人民元が対ドルで3%安になるというものだ。元安見通しと対立し続けるシーマン氏だが、同氏の人民元債券ファンドは好調だ。

  ブルームバーグの集計データによれば、同ファンドはこの5年間、ドル建てで年率プラス6.7%のリターンを確保し、競合する債券重点投資ファンドの95%を上回る成績を残している。今年のリターンは、競合ファンドの99%より良い。

  シーマン氏は人民元が今後10年、貿易加重の通貨バスケットに対し年平均2-3%上昇すると予想し、中国の経常黒字が続くことがこれに寄与すると述べた。

  同氏は人民元債券ファンドで、投資適格級のドル建て債をアジア各地の発行体から購入し、応分のフォワードを買い入れることで人民元に対するエクスポージャーを高めている。同ファンドの年初来のリターンはプラス5.7%。香港で取引されているオフショア人民元は1.2%高にすぎない。

原題:Defiant Yuan Bull Slams Retro Bears Cheering Dollar’s Surge (2)(抜粋)

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