中国の電子商取引会社JDドットコム(京東)は、金融部門JDファイナンスをスピンオフ(分離・独立)し、持ち株の過半を現金143億元(約2370億円)で売却することで合意した。急成長する金融部門を独立させ、競合するアリババ・グループ・ホールディングの馬雲(ジャック・マ)氏率いるアント・ファイナンシャル(螞蟻金融服務集団)に対抗する。

  2日の発表によれば、決済・投資を手掛けるJDファイナンス(京東金融)のスピンオフは2017年半ばまでに完了する。買い手のグループにはJDドットコムの劉強東最高経営責任者(CEO)が含まれているが、それ以外の名前は明らかにしていない。

  JDドットコムは今後、JDファイナンスが得る税引き前利益の40%を受け取ることでも合意し、こうした権利を将来的に同部門の株式40%と交換する選択肢も確保した。

  劉CEOは昨年11月、同部門をスピンオフする意向を表明。馬氏もアントを同じようにスピンオフしており、似た構造になる。JDドットコムの広報担当者は、スピンオフは同部門の価値を500億元余りと評価する取引だと説明した。

  米上場のJDドットコム株は2日の取引を0.9%高の30.93ドルで終了。年初来では22%上げている。JDファイナンスの持ち株68.6%を売却することで、投資家にとっては電子商取引業者としての魅力が増す可能性がある。

原題:Alibaba-Rival JD to Get $2.1 Billion in Finance Arm Spinoff (3)(抜粋)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE