米国務省で東アジアと太平洋地区を担当するダニエル・ラッセル次官補が、ニューヨークでの研究職に就くために辞任する。トランプ大統領の就任以降、国務省を辞める高官が相次いでいる。

  ラッセル氏によると、ニューヨークのアジア協会で1年間研究にあたり、外交官は続ける。次官補を3年間余り務め、新たな挑戦をする時期が来たのであり、辞職を促されたわけではないと同氏は述べた。

ラッセル氏
ラッセル氏
Photographer: Oang Dinh Nam/AFP via Getty Images

  トランプ大統領の当選以降、国務省では退職が続いており、ティラーソン国務長官を支える複数の上級職が空席になっている。政治任用の職員は伝統的に、新大統領が就任する1月20日に全員辞職願を提出する。ところが後任が来るまで職務を続けられると考えていた職員の多くが辞職を促された。

  副長官や次官などの上級職で退任が相次いだ中、ラッセル氏は職務を続けた数少ない1人で、先月のティラーソン長官のドイツでの国際会議に同行して日本、韓国、中国の高官との会合に出席した。国務省職員の多くが省高官に近づけないと不満を漏らす一方、ラッセル氏は長官へのブリーフィングを何度にもわたって担当した。

原題:Top Asia Diplomat at State Department Joins Wave of Departures(抜粋)

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