米クレジットカード発行会社アメリカン・エキスプレス(アメックス)は2日、プラチナカード会員の年会費を値上げする一方で、200ドル(約2万3000円)分のウーバーの配車サービス無料利用を提供するなどの特典強化を発表した。カード会社間ではプレミアムカードの特典引き上げ競争が激化している。

  新カードはステンレス製にデザインを一新、今月30日以降新たに加入する利用者の年会費は550ドルになる。既存利用者は9月1日以降の更新時に現行の450ドルから100ドル値上げする。同社のグローバル・チャージ・プロダクツおよび特典サービス担当シニアバイスプレジデント、ジェイニー・ホワイトサイド氏によると、会費値上げは10年以上ぶりとなる。ウーバー利用特典のほか、提携ホテル利用でポイント5倍のサービスも提供する。

  取り扱い金額で米最大のアメックスの支配的地位は脅かされつつある。ライバルのJPモルガン・チェースは昨年8月、サファイア・リザーブ・カードの新規加入特典で10万ポイントの付与を打ち出し、多くの申込者で一時的にカードの製造が間に合わない事態となった。

  野村ホールディングス傘下インスティネットのアナリスト、ビル・カーキャック氏は2日付の投資家向けリポートで、「今回の発表は流血を止めようとする方策だと見ている」と指摘、「前四半期にプラチナカードの請求額のかなりの部分がサファイア・リザーブに移行した」と述べた。

原題:Stung by Sapphire, AmEx Sweetens Perks With $200 Uber Credit (1)(抜粋)

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