米司法長官がロシア大使との接触で会見-調査関与を控えると表明

更新日時
  • 昨年の米大統領選の期間中に駐米ロシア大使と接触
  • トランプ大統領はセッションズ氏を全面的に信頼していると擁護

セッションズ米司法長官は2日、ロシアによる米政治への干渉やトランプ大統領に近い人物との接触に関する米当局の調査について、自身は関与を控えると表明した。司法省は1日、昨年の米大統領選の期間中にセッションズ氏が駐米ロシア大使と接触していたことを認めた。

  セッションズ司法長官はワシントンでの記者会見で、「米大統領選キャンペーンに多少とも関係のある案件への現在あるいは将来の調査に私自身が関与しないことを決めた」と表明した。

  セッションズ氏が昨年、トランプ陣営のアドバイザーを務めていた時期にロシアのキスリャク駐米大使と2回会ったことを司法省が1日に確認した。同氏は1月10日の上院での指名承認公聴会でロシア当局者とは「やり取りはなかった」と証言していた。

  今回の決定に伴い、ボエンテ司法副長官代行が調査の指揮を執る。ボエンテ氏はオバマ前政権下でバージニア州東部地区の連邦検事を務め、一部のイスラム圏諸国からの入国を禁止するトランプ氏の大統領令の合法性に疑問を呈して解任されたイエーツ司法長官代行の後任をセッションズ氏が就任するまで務めていた。

  セッションズ氏はこの日の記者会見で、司法委員会での自身の発言は、民主党のフランケン上院議員の質問の文脈に沿って回答したものだと説明。上院議員および上院軍事委員会メンバーとしてではなく、トランプ陣営の一員としてロシア当局者と会ったことがあるかについて同議員が質問したと受け取ったという。

  セッションズ司法長官とロシア大使との接触については、ワシントン・ポスト紙が1日に伝えた。司法長官の会見の2時間前、トランプ大統領はセッションズ氏を全面的に信頼していると述べ、ロシアによる米政治への干渉疑惑に関する調査への関与を避ける必要はないとの見解を示していた。

  トランプ大統領が接触については「全く知らなかった」と発言するなど、今回の問題の発覚でホワイトハウスは不意を突かれた形となった。

原題:Sessions Removes Himself From Russia Probes Over Envoy (2)(抜粋)

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