米国債:4日続落、市場は3月利上げをほぼ完全に織り込む

更新日時

2日の米国債は4日続落。ブレイナード米連邦準備制度理事会(FRB)理事の1日夜の発言を受けて市場は連邦公開市場委員会(FOMC)による3月15日の利上げ発表をほぼ完全に織り込んでいる。ブレイナード理事は「前進が続くと想定すると、緩和の解除をさらに進め、緩やかな道筋をたどり続けることがすぐに適切になりそうだ」と述べた。

  政策金利の変動に敏感な2年債利回りは一時1.336%と、2009年以来の高水準に上昇した。今週はニューヨーク連銀のダドリー総裁やサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁の発言で利回りが押し上げられた。モルガン・スタンレーやクレディ・スイス、ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナルなどは利上げ見通しを修正し、政策金利が今月引き上げられるとみている。

  パウエルFRB理事は2日、CNBCのインタビューで、3月利上げは協議の対象で、年内3回の利上げは適切なようだと発言した。

  モルガン・スタンレーとクレディ・スイス、ノムラは3月利上げのほか年内2度の利上げを予想している。

  オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)によると、3月利上げを予想する確率は80%近くに達しており、別のデータでは90%近い。

  イエレンFRB議長とフィッシャー副議長は3日に講演が予定されている。独立ストラテジストのマーティン・ミッチェル氏は「複数の金融政策当局者が発言を通して市場に準備を促した。市場参加者は同様の発言を正副議長からも望んでいる」と述べた。

  ニューヨーク時間午後5時現在、2年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上げて1.31%。10年債利回りは3bp上げて2.48%。

原題:Treasuries Extend Declines as March Hike Almost Fully Priced In(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE