英上院、EU離脱法案を修正-メイ首相は下院での再審議で原案回復狙う

  • 修正案は英国在住のEU加盟国出身者がとどまる権利を保障
  • 下院での再審議は13、14両日に-政府関係者

英上院は1日、メイ首相に欧州連合(EU)離脱通告の権限を認める法案に修正を加えた。原案通りでの可決を目指していたメイ首相にとって最初のつまずきで、下院での巻き返しを目指す。

  非公選議員から成る上院は、修正案を358対256で可決。修正は英国在住のEU加盟国出身者が英国EU離脱後も同国内にとどまる権利を保障する内容。人員不足に直面する恐れのある企業にとって、EU加盟国出身者の在留が法的に認められることの重要性は極めて高い。

  上院での修正案可決はメイ首相が計画通り月内に離脱を勧告する妨げとなり得る。同首相は下院での新たな採決で修正を覆すよう働き掛ける見込みだ。匿名で発言した政府関係者によれば、下院での修正案審議は13、14両日に行われる見通し。早ければ15日にもEU離脱交渉を開始するリスボン条約50条を発動できるようになる。

原題:May Will Seek to Overturn Lords Brexit Vote for EU Nationals(抜粋)

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