銅生産最大手コデルコ会長:銅価格上昇でもプロジェクト加速せず

  • コデルコ会長:業界他社も新規プロジェクト実施困難に
  • BHPのCEO、銅供給の逼迫進む可能性あると指摘

銅生産で世界最大手のチリ銅公社(コデルコ)の方針は、銅市場の強気派にとって朗報だ。同社のオスカー・ランダーリッチ会長は、銅価格が上昇する中、プロジェクトを加速させるつもりはないとの考えを示した。

  同会長はさらに、産銅業界が抱える一連の自然要因の障害が他社についてもプロジェクトの実施を阻むとの見通しを示した。

  ランダーリッチ会長は2月28日、米フロリダ州で開かれた鉱業関連会議でのインタビューで「業界が望んでも対応するのは非常に難しいだろう。新規プロジェクトの実施はますます困難になりつつある」と述べた。

  同会長は、既存の鉱床は老朽化し、以前は実行不可能と思われていた資源を新技術で採掘する「シェールガス時代」のような状況を業界はまだ経験していないと指摘。一方で世界の規制環境は厳しくなっていると述べた。

  同会議では、オーストラリア・英系BHPビリトンのアンドルー・マッケンジー最高経営責任者(CEO)が、数年間に及ぶ安値を受けて各社は投資を渋る傾向があるため銅供給の逼迫(ひっぱく)が悪化する可能性があると説明。資源業界の起業家ルーカス・ルンディン氏も、鉱山業界は「用心深い」とし、業界のセンチメントについてマッケンジーCEOと同様の見方を示した。

原題:Copper King Vows to Resist Rushing Projects as Prices Surge (3)(抜粋)

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