1日の米株式相場は反発。主な株価指数は最高値を更新した。トランプ大統領の前日の議会演説は詳細に欠けるものの、冷静な論調が好感され買いが入った。米金融当局者が早ければ今月の利上げの可能性を示唆したことも、銀行株への買いを誘った。

  ニューヨーク連銀のダドリー総裁は2月28日、引き締めの論拠は過去数カ月で「一段と説得力のあるもの」になったと指摘。サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁は3月の連邦公開市場委員会(FOMC)会合では利上げを「真剣に協議」すると見込まれると語った。

  S&P500種株価指数は前日比1.4%上昇して2395.96と最高値を更新。大統領選以降で最大の上げとなった。ダウ工業株30種平均は303.31ドル(1.5%)高の21115.55ドルで終えた。ラッセル2000指数は1.9%高。ナスダック総合指数は1.4%上昇し、最高値を記録した。

  ブルームバーグのまとめによれば、米証券取引所全体の出来高は約82億株と、昨年12月16日以来の大商いとなった。

  S&P500種は昨年11月8日の大統領選以降、12%上昇している。これはクリントン大統領が再選を果たした1996年の選挙(13%上昇)以降で最大の上げ。

  S&P500種のセクター別では金融がこの日2.8%上昇し、昨年11月10日以来の大幅高。このうち銀行は3.2%上昇し、構成する全17銘柄が上げた。資本財やエネルギーも高い。商品相場が続伸したため、素材も上げた。

  個別の銘柄ではロウズが9.5%上昇。住宅関連商品の高い需要を背景に、好決算を発表した。

  フェデラルファンド金利先物の動向によると、3月の利上げ確率は80%となっている。前週末の時点では40%だった。

  ブルームバーグのまとめによれば、決算発表シーズンが終わりに近づく中、S&P500種採用銘柄の約4分の3で利益が予想を上回り、半分余りで売上高が予想を上回っている。
  
  1月の米個人消費支出(PCE)は前月比で増加したものの、市場予想を下回る伸びだった。価格上昇で消費者の財布のひもが固くなっていることが示唆された。

原題:U.S. Equities Set Records on Heaviest Volume So Far This Year(抜粋)
Dow Passes 21,000, Dollar Jumps as Rate Hike Looms: Markets Wrap

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