マレーシア当局は、金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄とみられる北朝鮮国籍の男性が殺害された事件に絡み、女性2人を起訴した。

  クアラルンプール近郊の裁判所で1日読み上げられた起訴状によると、このうち1人はベトナム人、もう1人はインドネシア人で、2人はキム・チョル氏と名乗る北朝鮮人男性を殺害したとして殺人罪に問われた。依然逃亡中の4人が殺人を教唆したとされている。

起訴されたベトナム人女性Doan Thi Huong被告
起訴されたベトナム人女性Doan Thi Huong被告
Photographer: Mohd Rasfan/AFP via Getty Images

  2人に適用されたのはマレーシア刑法302条で、有罪なら死刑もあり得る。ベトナム人被告の弁護人によると、被告は法廷で起訴内容を理解しているかとの問いに「イエス」と答えた上で無罪を主張した。殺害された男性は故金正日総書記の長男、金正男氏であると広く報じられているが、マレーシア警察はまだ確定していない。

  マレーシア警察はこれまでの捜査で、北朝鮮人1人を拘束。さらに殺害があった日にクアラルンプール空港から出国したとされる同国人4人の行方を追っている。また在クアラルンプールの北朝鮮大使館員1人、北朝鮮国営航空会社の従業員1人、マレーシアに3年間在住する北朝鮮人1人に対し聴取したい考え。

原題:Malaysia Charges Two Women With Murder in Kim Jong Nam Death(抜粋)

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