トランプ米大統領は就任後初の上下両院合同本会議での演説で、医療保険加入者への税控除という共和党を分裂させている案を支持した。

  トランプ大統領は2月28日の約1時間にわたる演説の中盤に医療に言及。新たな政策の詳細にはほとんど触れなかったものの、ライアン下院議長が打ち出した税控除案を取り上げた。意見が割れる共和党議員らはウォール街の投資家同様に、医療保険制度改革法(オバマケア)の廃止と置き換えを巡る大統領の意向について明確な説明を求めていた。

  ライアン議長は大統領演説後に声明で「トランプ大統領は、ニーズに合った医療保険に加入する個人を支援する税控除を含む代替プランをめぐり、下院と一体になって取り組む考えを表明した」と指摘。ライアン議長が提案してきた税控除は、新たな給付金プログラムになると懸念する保守派からの反発を招いている。

  トランプ大統領は演説で、薬価引き下げや米食品医薬品局(FDA)の承認プロセスの迅速化といった政策目標も提示。オバマケアを廃止し、医療保険へのアクセスを確実にしコストを低減させると同時により良い医療を提供するプログラムに置き換える方針を示したほか、メディケイド(低所得者向け医療保険制度)に関して州の裁量を広げることや、保険会社による州境をまたいだ医療保険販売の許可なども求めた。大統領は「医療保険を全ての人に利用可能にする方法は、そのコストを下げることだ。われわれが実行するのはそれだ」と言明した。

原題:Trump Backs Health Tax Credits That Have Split Republicans (1)(抜粋)

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