28日の米国債は下落。米金融政策当局者の発言を受け、市場では3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが実施されるとの見方が強まった。

   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁が3月14ー15日のFOMCで利上げを「真剣に協議する」意向を示したことから2年債利回りは上昇した。ニューヨーク連銀のダドリー総裁は利上げの主張はより説得力あると述べ、データの大半がトレンドを上回る経済成長と合致していると続けた。

  3月の利上げを織り込む確率は70%超と、前日の50%から急上昇した。

  BNPパリバの米国ストラテジスト、ティモシー・ハイ氏は「この当局者2人の発言には説得力があるようだ」と述べ、次回の雇用統計がFOMC会合直前の3月10日まで発表されないことを考えると「市場に対し若干早期にメッセージを打ち出そうとしていたのだろう」と続けた。

  政策金利の変動に敏感な2年債利回りは約7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上昇して1.26%、昨年12月以来の高水準をつけた。10年債利回りは2.39%に上昇した。

  短期債が下げる中で5年債と30年債のイールドカーブは終値ベースで昨年8月以来最もフラット化した。

  米東部時間28日夜にトランプ米大統領が議会で演説する。トレーダーはこの演説から財政政策の手掛かりを得ようとしている。

  ジェフリーズのシニアエコノミスト、トーマス・サイモンズ氏は「すべては3月会合での利上げ決定に対する市場の見通しを引き上げようとする、米金融政策当局者の協調的な行動のように見受けられる」と述べた。

原題:Treasuries Plunge as Fed Speakers Jolt March Hike Odds Higher(抜粋)

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