28日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。月末特有のポートフォリオのリバランスや、トランプ米大統領の議会演説を控えリスクエクスポージャーを減らす動きで一時大きく下げたが、その後買い戻しが入った。サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁が3月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で利上げは「真剣に協議」されるだろうと述べたことから、ドルには一段の買いが入った。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数はロンドン時間午後4時のロンドン・フィキシングの少し前にこの日の安値に下落。その後はドル売りが一巡し、ショートカバーが入る中で急速に戻した。ドルは対円でも一時の下げから反転した。

  ニューヨーク時間午後5時現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%高の1239.43。

  ドルは円に対しては0.1%高の1ドル=112円77銭。午後には一時111円69銭に下げる場面もあった。

  ドルにとってトランプ大統領の演説は難しい判断を迫られる要素であり、トレーダーのエクスポージャー縮小を促している。トレーダーらは、財政面での刺激策の遅れを示唆するような発言が出れば、ドルには重しになると分析している。逆に、刺激策の時期を早めるような発言があればドルには支援材料となる。利上げの確率の高まりや利上げペースの加速と捉えられるためだ。

  ドルは円に対して一時111円69銭に下げる場面もあったが、上げに転じた。あるトレーダーによれば、3月31日の日本の会計年度末を控え、円には今後数週間に一層の需要が集まる可能性がある。

原題:Dollar Reverses Drop as Portfolios Rebalanced at End of Month(抜粋)
USD Rises to Session High; Fed’s Williams Sees March ‘Serious’(抜粋)

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