日産自動車のシニアバイスプレジデント、コリン・ローサー氏は、英国が2年間の欧州連合(EU)離脱交渉を終えた後、世界貿易機関(WTO)の規定が適用された場合、同社は利益面で5億ポンド(約700億円)の打撃を被る恐れがあるとの見方を示した。

  ローサー氏は28日、英下院国際貿易委員会で証言、イングランド北部サンダーランド工場で生産されるスポーツ型多目的車(SUV)「キャシュカイ」の輸出に対し10%、そして部品に2.5-4.5%の関税が課されれば、それに伴う影響を一部吸収する必要が出てくることから「非常に大きな打撃」を受けることになると説明した。

  同氏は「影響額は4億、5億、6億ポンドにも及ぶ」と指摘。今年は英国内で32万台のキャシュカイ生産を予定しており、うち6割が他のEU加盟国に輸出されると述べた。

  ローサー氏はまた、キャシュカイの工場はWTO規定の下でも、効率化による節減などによりなお利益を確保し得るとしたものの、EU離脱協議の結果次第で英国事業を「調整」する可能性はあると説明した。

原題:Nissan Could See $620 Million Brexit Hit, Senior VP Lawther Says(抜粋)

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