3月15日実施のオランダ総選挙でポピュリスト政党が予想以上の勝利を収めた場合、約1カ月後に大統領選挙を控えたフランスの国債が最も大きな打撃を受けるとみられる。

  フランス国債は2月、それまでの下落から反発した。世論調査によると、反ユーロを掲げるルペン候補は大統領選挙の第1回投票ではリードしているものの、決選投票での支持は勢いを失いつつある。一方、オランダでは反欧州連合(EU)の自由党が議会第一党となることを調査が示唆している。同党が大勝すれば欧州債投資家の不安が再浮上するだろう。

  マーク・ウォール氏らドイツ銀行のエコノミストはリポートで、「ポピュリストへの支持が強ければ強いほど、市場の反応は大きいだろう」と指摘。短期的に影響が大きいのは同じように春に選挙を控えているフランスだろうが、「システミックなユーロ危機への懸念が強まれば、周辺国債にも影響が及ぶだろう」と分析した。

  フランス10年債利回りは2月に入って17ベーシスポイント(bp)低下。年初来の上昇は18bp前後に縮小した。

原題:A Big Dutch Populist Win May Swell Election Risk on French Bonds(抜粋)

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