ロシア株を過去最高値に押し上げたトランプ・トレードが急速に巻き戻されている。

  ロシア株式市場の指標であるMICEX指数は2月の下落率が世界最大となった。トランプ米大統領誕生で対ロシア制裁が緩和されるとの見通しがしぼんだことが背景にある。ロシア株に連動する上場投資信託(ETF)の中で世界最大のバンエック・ベクトル・ロシアETFは先週、9カ月ぶりの大量の資金流出を記録。投資家の関心が退潮に向かっていることを裏付けた。

  トランプ政権下で米ロ関係が大幅な雪解けに向かうとの期待から、ブラックロックやUBSグループが今年のロシア株に注目していた。だが、期待に疑問符が付き同戦略のリターンはマイナスに転じた。NNインベストメント・パートナーズのシニアストラテジスト、マールテン・ヤンバックム氏は「ロシア株は昨年大幅に上昇したため、調整余地がある」と指摘。ロシア株の売りを勧めている。

  ユニオン・バンケール・プリベの運用者パベル・ラベルコ氏(ロンドン在勤)はロシア株に対する「大規模な」オーバーウエートのポジションを縮小、制裁緩和期待が行き過ぎていたと説明した。

原題:Fading Trump Hopes Send Russian Stocks Sliding Most in World (1)(抜粋)

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