韓国の特別検事は、サムスン電子の李在鎔副会長ら幹部5人を贈賄などの罪で起訴した。事業継承の準備を進めていたサムスングループにとって、事実上のトップである李副会長の起訴は打撃となる。

  李副会長は、2015年のグループ企業合併について政府の支持を得るため、朴槿恵大統領の親しい友人が支配する団体に多額の資金を提供するよう指示したとされる。この合併で李副会長はグループに対する支配力を固めた。

サムスン電子の李在鎔副会長(2月25日)
サムスン電子の李在鎔副会長(2月25日)
Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

  特別検事の広報担当室によると、李副会長は贈賄、横領、海外での資産隠匿などの罪で起訴された。同副会長はこれまで不正を否定している。105人から成る特別検事のチームがこの汚職捜査の一環として起訴した個人は、これまで30人に上る。

  特別検事の李圭哲報道官は「地位を悪用した今回のスキャンダルにサムスンは直接関わり、特別検事の捜査の焦点にあった」と説明。「起訴状には李副会長と朴大統領の非公開の会話が詳細に描写されている」としつつ、起訴状のコピーは配布しなかった。

  一方、サムスングループは経営上の重要な決断を下してきた「未来戦略室」の廃止を決定した。李副会長とともに起訴された崔志成室長をはじめ、同室の幹部は辞任する。

原題:Korean Prosecutor Indicts Samsung Heir on Graft Charges (1)(抜粋)

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