メイ英首相はスコットランドの独立の賛否を問う2回目の住民投票実施に引き続き反対だと首相報道官が言明した。スコットランド行政府が新たな住民投票実施を準備しているとの報道を受けて、27日のポンド相場は下落した。

  スウィフト首相報道官は27日にロンドンで記者団に対し、「2回目の住民投票を実施すべきかという質問へのわれわれの明確な答えは『ノー』だ。2014年にスコットランドの住民は英国にとどまるとはっきり決断した。公正かつ合法的な最終結果だ」と述べた。

  昨年6月23日の英国民投票で欧州連合(EU)残留を望むスコットランド住民の意思が示されたことを受けて、スコットランド行政府のスタージョン首相はその翌日以降、英国からの独立を問う2回目の住民投票が「大いにあり得る」と繰り返し発言。住民投票を回避する条件として求めていたEU単一市場へのアクセス確保についても、英政府とEUとの協議の進展が「今や時間切れになりつつある」と先月末の段階で述べていた。

  英国のEU離脱プランに関与する2人の政府当局者によれば、メイ首相は3月9、10日にブリュッセルで開かれるEU首脳会議にできるだけ近いタイミングで、リスボン条約50条を発動し、EU離脱手続きの開始を通知したい意向という。スタージョン首相率いるスコットランド民族党(SNP)はその1週間後にアバディーンで春季党大会を開く。スコットランドが新たな住民投票実施に動く可能性を想定し、英首相のチームが準備を進めているとの英紙タイムズの報道について、スコットランド行政府はコメントを控えている。

原題:May Remains Opposed to New Scottish Independence Referendum (1)(抜粋)

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